駒ケ根市赤穂公民館分館役員研修会に参加しました 2017年7月14日

 7月14日(金)午後7時より、駒ケ根市赤穂公民館で、分館長主事会・公民館運営班議会合同の研修会が行われました。講師は船木成記参与と私です。

 

〇 駒ヶ根市赤穂公民館の状況

 

 

 駒ケ根市は人口約32,000人、市内には赤穂、東伊那、中沢3つの公民館があります。赤穂地区はこのうち最大の地区です。分館は14分館、それぞれの分館には20人から60人ほどの役員が選ばれ、公民館の運営に関わっています。分館事業としては球技大会、成人式、敬老会、文化祭、しめ縄づくり、分館報の発行など多彩です。役員の任期が1年で、事業の継続性が課題ですが、常に数百人の方たちが分館の運営に関わっていることで、分館活動が公民館の存在感を高めています。

 この日の研修会には、分館長・分館主事のほか、公民館運営審議会の皆さんなど約50人が参加されました。

 〇 船木参与の講義

 

 船木参与の講義は「あらためて、今『私の学び』から『私たちの学び』へ」。国も地域も大借金の財政の中で行政運営自体が立ちいかなくなりつつある時代、改めて地域自治の組み立てが課題であり、そのために地域の課題に向き合うため私たちの学びと、学びを力にした協働の力で、社会を作り出していくことが求められているということが講義の主旨です。 

〇 私の講義

 

 船木さんの講義を受けて、私からは田園回帰で知られる島根県邑南町の例をご紹介しながら、長野県には公立の公民館が250、分館が4千以上設置され、これは他県と比べて抜きんでており、公民館や分館が自治の担い手としてのリーダーが育ち、地域の課題の出会う場としての役割を一層発揮できるよう期待されている、というお話をさせていただきました。

 〇 分館の役割と活動を支える公民館職員の力量形成

 

 研修会終了後役員有志の皆さんと懇親会に参加しましたが、分館長・主事の任期は1年ですが、教養部、図書部などいくつもの役を経験した後に選ばれること通例だそうです。役員のほとんどが現役世代、長野県にとって分館の活性化は地域の活性化にも間違いなくつながります。そういう活動を支える職員の力量形成などが課題と考えています。